C02削減が叫ばれて久しく、加えて最近はエネルギーコストの高騰により、工場の省エネは喫緊の課題です。
今回ご提案するサービスは、工場で使用される圧縮空気やガスの漏れを検知することで、漏れ対策を行い無駄に捨てているエネルギーを削減することで、コストの削減と安全性の向上に寄与するものです。
一説には、コンプレッサーから吐出される圧縮空気の20~30%はリークして、大気中に捨てられていると言われています。
当社のサービスは、信頼性と評価が高いFLUKE社製産業用超音波カメラで行います。
ガスやエアが漏れる際に発する波長の超音波を的確に捉え、画像で確認が出来ます。
ここまでは、機器を購入していただければ、できることですが、日常の業務がある中、それだけに時間を取ることが難しかったり
あるいは、漏れがある可能性がある場所を予測して素早く場所を特定するには一定のノウハウが必要です。
当社は、これらのノウハウを持つ、プラントメンテンナンス専門業者様や空調・配管設備業者様とコラボレーションすることで、的確に機器を使用して、漏れ箇所を探してレポートの形でお届けします。
このレポートによりお客様は、機器の交換などのメンテナンス、あるいは、配管の更新などの工事予算の申請などの作業がしやすくなります。
さらに、弊社は空気圧機器の販売店ですので、メンテナンスに必要な機材や、空気圧の省エネに役立つ機器のご提案も含めエア漏れを発見するというスタートから、エア漏れを止める、更に改善するというゴールまでトータルでサポートすることが出来ます。
エア漏れの音だけを検知して可視化する特殊なカメラを使用して、工場全体のエア漏れ箇所を特定します。
従来のエア漏れ箇所の特定方法は、エア漏れが起きていそうな箇所に石鹸水などを吹き付けてエア漏れが生じているか確認する方法などがありました。
しかし、音が聞こえるような大きなエア漏れ箇所しか発見が難しかったり、時間がかかるため工場の一部分しか検査ができないなどの課題がありました。
一方、この特殊なカメラを使用する方法の場合、カメラをかざして工場内を巡回するだけでエア漏れ箇所がわかるため、工場全体を小さなエア漏れも見逃さずに検知することができます。
さらに検査後には、各エア漏れ箇所の写真や漏れ量、年間損失額などの詳細な情報が記載されたものを、レポートとして提供いたします。
工場・プラント内でエア漏れが起きやすい箇所をご紹介します。
皆様の事業所でも、以下のような箇所からエア漏れが起きている可能性が高いです。
ホース
減圧弁
エアーガン
配管
特殊なカメラを使用し、工場内の周りの騒音は拾わずにエア漏れの音のみを検知します。この特殊なカメラをかざすだけでエア漏れ箇所を特定することができるため、短時間で広範囲を検査することが可能です。
また、工場の稼働中に検査することができるため、勤務時間外に作業員を動員してエア漏れ箇所を探すということが必要なくなります。
エア漏れ検査の結果はレポートとしてすぐに提供します。エア漏れによる損失金額なども詳細に記載されているため、エア漏れ箇所を補修するかどうかの判断材料として活用できます。
【主なレポート内容】
〇各漏れ箇所の写真・漏れ量
〇エア漏れによるCO2排出量
〇エア漏れによる年間損失金額
〇漏れ量の多い順の漏れ箇所一覧
工場によっては数百万円単位でエア漏れが起きていることもあります。この診断サービスは、1日あたり数十万円(出張費別・税別)で検査をいたします。
工場の広さなどによって検査にかかる時間は異なりますが、調査から補修を含めて1年以内で投資回収できるケースもあります。
塗装を行う町工場でエア漏れ検査を行いました。これまで様々な省エネ施策を行ってきたが、エア漏れについてはなんとなく生じていることは知っていたが対策していなかったとのことで、お声がけいただきました。
漏れ箇所数は少ないものの、ホースや配管のつなぎ目などからエア漏れが多く発生し、15万円相当のエア漏れが生じていました。特に漏れ量の多い箇所を早急に修繕して省エネにつなげることができたと喜ばれる結果となりました。
【検査結果概要】
化学製品製造メーカーの工場で、エア漏れ検査を行いました。検査時間としては、1,000㎡あたり約1時間で検査ができ、1日で工場全体を回ることができました。全部で39か所あるエア漏れ箇所のうち、漏れ量の多い上位15箇所を修復すると、全体の約70%のエア漏れを補修できるという結果となりました。
【検査結果概要】
金属表面の加工処理やメッキ・防錆塗装を行っている工場より、これまで勤務時間外に作業員がエア漏れの音を探していたため、検査をしてほしいとお声がけいただきました。工場自体はあまり大きくはありませんでしたが、エアガンなどからエア漏れが多く起きており、年間損失額20万円相当以上のエア漏れが生じていました。検査レポートを元にして、漏れ量が多い箇所からエア漏れの補修を行っていくとのことでした。
【検査結果概要】
溶接作業を伴う場合、溶接欠陥を防ぐために一般的にアルゴンガスを使用します。エアと違い、アルゴンガスはそれ自体が高価なため、エア漏れによる電気代に、アルゴンガス代を加算して計算しました。その結果、わずか3か所の漏れから年間42万円もの損失が生じていました。原因はボルトやネジの緩みだったので、その場で増し締めして年間40万円以上の漏れを解消しました。
【検査結果概要】
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